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新しい映画を撮りはじめます。

text   青池 憲司    Post   2014.3.10

思案していたのですが、被災地石巻がこれからどのように再生復興していくのかを主題にした、新しい映画の製作をはじめます。わたしにとっての石巻とは、まずは門脇・南浜地区とそこに住む住民さんのことにほかなりません。いまの住民さん(23世帯、60人、小学2年生から82歳)と、今後かえってくる予定の、あるいは新たに住民となる人たちが、どんなコミュニティをつくるのか、そのプロセスを綴りたいと考えています。

そこには、これまでの3年間とはまた異なる困難があることは言を待ちません。4年目からの記録も大事だと考えます。新作の撮影対象は主に、門脇・南浜地区ですが、中央1丁目〜2丁目(中心市街地)のまちづくりや、ISHINOMAKI 2.0の活動も視野に入れたいと考えています。長期の仕事になるでしょう。製作主体は、これまでの門脇小映画の製作委員会(映画「宮城からの報告」製作委員会)ではなく、まったく別個の青池組の自主製作となります。スタッフは一之瀬正史キャメラマン、村本勝編集者、山田武典キャメラマンほかほぼ同じメンバーです。

いまから遠くまで見通すことはできませんが、震災3周年をむかえる3月9日〜11日の門脇町2丁目〜5丁目の現状とインタヴューから撮影をはじめます。みなさん、あらためて、よろしくおねがい申しあげます。

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